競馬予想&WIN5的中を目指す!!

究極の穴馬の発掘、中央競馬メインで重賞競走とWIN5の情報伝達&独自の3連単予想
1頭軸相手5頭の予想をしてます。
参考程度にご覧ください。




ファンの夢を乗せ一年を締めくくるグランプリ! 「有馬記念(第59回 グランプリ)」

ファンの夢を乗せ一年を締めくくるグランプリ! 「有馬記念(第59回 グランプリ)」
出走馬情報
有馬記念は、JRAの一年を締めくくる総決算として暮れの中山開催の最終週に行われているGI レース。出走馬をファン投票で決定(第1回特別登録を行った馬の中から得票数上位10頭を選出)するグランプリレースだ。JRA60周年となる節目の年でもあり、「午年」でもある今年は、枠順決定方法を変更。抽選により選定された出走馬の関係者が希望する枠順(馬番号)を選択していくという、JRA初の試みとなる。また、枠順決定の模様がテレビ(BSフジ)で生中継されることから、注目度がさらにアップした。昨年の有馬記念では、引退レースとなったオルフェーヴルが8馬身差の圧勝劇を演じ、力の差を見せつけたのは記憶に新しい。レース後には、大観衆が見守る中、同馬の花道を飾る引退式が行われた。今年の夢のステージで最もまばゆい輝きを放つのはどの馬か? 国内トップクラスの強豪が中山競馬場に集結して、栄光のゴールを目指す。

エピファネイア(牡4・角居勝彦)は、豪華メンバーがそろった今年のジャパンカップを4馬身差で圧勝。昨年の菊花賞に次ぐ2度目のGI 制覇を達成した。このレースで初めて手綱を取ったC.スミヨン騎手が懸命に折り合いをつけて、道中は好位を追走。4コーナーを絶好の手応えで回って鞍上がゴーサインを出すと、一気にスパート。後続馬との差をあっという間に広げ、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。レース当日の芝コースは良馬場発表ながら、前日の雨で水分を含んだ馬場コンディションであったことを考えれば、走破タイムの2分23秒1は非常に優秀。レースキャリアがまだ12戦と浅いだけに、今後の活躍がますます楽しみになった。今回は中山・芝コースに替わるが、昨年の3歳クラシック第1弾・皐月賞では直線で切れ味鋭い末脚を披露し、勝ち馬のロゴタイプから1/2馬身差の2着と連対を確保しているだけに、問題なく対応できるだろう。グランプリでさらにGI の勲章を増やして、国内最強の座を不動のものとしたいところだ。

ゴールドシップ(牡5・須貝尚介)は、3歳時の2012年に出走した有馬記念で、勝負どころから馬群の外をまくって進出、最後の直線で力強い伸び脚を繰り出して差し切るという豪快な戦法で優勝した。同年には皐月賞、菊花賞も制しており、JRA賞最優秀3歳牡馬に選出されている。また、2013年・2014年と、上半期のドリームレース・宝塚記念を2年連続で優勝。GI レース通算5勝をマークし、重賞9勝という実績は、現役屈指の存在と言えるだろう。今回は、10月の国際G1・凱旋門賞(ロンシャン・芝2400m、14着)から帰国して最初の一戦となるが、十分に調整期間があったため、調教の動きはここにきてひと追いごとに良化している。野芝に洋芝をオーバーシードした状態のパワーを要する馬場への適性は高い馬。本馬に向いたベストの舞台に登場する今回は、身上とする豪快な末脚発揮が期待されるところだ。

ジェンティルドンナ(牝5・石坂正)は、3歳時に桜花賞、オークス、秋華賞を優勝。3歳牝馬三冠を達成したあと、ジャパンカップでオルフェーヴルをハナ差の2着に退けてV。年間GI・4勝をマークして、2012年のJRA賞年度代表馬に輝いている。そして、昨年はデニムアンドルビー(2着)の猛追をハナ差抑えて、史上初となるジャパンカップ連覇の偉業を達成。歴史的名牝の仲間入りを果たしている。さらに、5歳を迎えた今年は、国際G1・ドバイシーマクラシック(メイダン・芝2410m)を見事に優勝。その名を世界にとどろかせたことは記憶に新しい。ドバイからの帰国初戦となった宝塚記念は9着に大敗したが、約4か月の休養を取って臨んだ前々走の天皇賞(秋)で2着を確保し、復調をアピールした。ジャパンカップ3連覇という大偉業達成に向けて1番人気の支持を集めた前走は、直線でひと息伸び脚を欠いて4着に敗れたが、2着馬ジャスタウェイとのタイム差は0秒2。悲観する内容ではなかったはずだ。今回は秋3戦目でまだまだ余力が残っているだけに、引退レースとなるここで有終の美を飾る快走が見られるかもしれない。

ジャスタウェイ(牡5・須貝尚介)も、今回の有馬記念がラストランとなる。昨年の天皇賞(秋)で2着馬ジェンティルドンナに4馬身差の圧勝劇を演じて一気にブレイク。5歳の今年は、壮行レースに選んだ中山記念を3馬身1/2差で完勝し、国際G1・ドバイデューティフリー(メイダン・芝1800m)も2着馬に6馬身1/4差をつけて圧勝。ロンジンワールドベストレースホースランキングで1位(130ポンド、2014年1月1日~11月9日)の評価を受け、その座をキープしている。そして、帰国初戦となった安田記念では不良馬場を克服。直線で力強い末脚を発揮して差し切り勝ちを収め、貫禄を示した。この秋は、大目標であった国際G1・凱旋門賞こそ8着に敗退したが、前走のジャパンカップでは勝ち馬のエピファネイアから4馬身離されながらも、きっちりと2着を確保。天皇賞(秋)優勝馬スピルバーグ(3着)や3連覇に挑んだジェンティルドンナ(4着)に先着を果たし、あらためて能力の高さをアピールした。過去の勝ち鞍はいずれも芝2000m以下のレースだけに、今回の中山・芝2500mはベストの舞台とは言えないかもしれないが、ジャパンカップ2着の内容からも克服は可能だろう。

ワンアンドオンリー(牡3・橋口弘次郎)は、今年のダービー馬。弥生賞(2着)と皐月賞(4着)では後方追走から末脚勝負の競馬を見せていたが、日本ダービーでは前半から行き脚がついて難なく好位を確保。直線でも確かな末脚を繰り出し、皐月賞馬イスラボニータを3/4馬身差の2着に退けて、競馬の祭典の主役に輝いた。3歳クラシック二冠目を目指した前々走の菊花賞では、外枠(18頭立て7枠15番)からのスタートで終始外を回る厳しい形になり、9着と大敗。前走のジャパンカップ(7着)では、勝ち馬のエピファネイアから1秒1も離されたが、2着馬ジャスタウェイとは0秒4差の競馬を演じている。古馬の一戦級との対戦が初めてだったことを考慮すれば、今後につながる内容と判断してもいいだろう。父ハーツクライは、2005年の有馬記念で単勝オッズ17.1倍の4番人気ながら、単勝オッズ1.3倍の断然人気に支持されたディープインパクト(2着)を破って優勝。ベストパフォーマンスと言える素晴らしい内容を残しているだけに、ジャスタウェイとともに父の代表的産駒と評されるこの馬にも大きな期待が懸かる。

フェノーメノ(牡5・戸田博文)は、2013年・2014年と天皇賞(春)連覇を達成。スターホースが集結した今回の有馬記念でも実績では上位にランクされる存在だ。約6か月の休養明けで天皇賞通算3勝目を目指した前々走の天皇賞(秋)は14着に敗れたが、勝ち馬のスピルバーグから0秒7差で着順ほど大きくは負けていない。前走のジャパンカップでは、勝ち馬のエピファネイアから1秒1差の8着とはいえ、2着馬ジャスタウェイとは0秒4差と、悲観する内容ではなかった。今回は、過去にセントライト記念(2012年)と日経賞(2013年)を優勝した実績がある中山・芝コースへ替わるうえに、前走から100mの距離延長もわずかとはいえプラス材料になる。うまく流れに乗って好位から末脚を活かす本来のレースができれば、大きな変わり身を見せても不思議ではない。1990年の優勝馬オグリキャップや1993年の優勝馬トウカイテイオーなどトップホースの復活劇が幾度も演じられてきた暮れのグランプリで、本来の実力を存分に発揮しての劇的な勝利を狙う。

ラストインパクト(牡4・松田博資)は、今秋の京都大賞典で2度目の重賞制覇を飾ったあと、中7週のローテーションで臨んだ前走の金鯱賞も1分58秒8のコースレコードで快勝。目下重賞2連勝の勢いに乗って、グランプリ・有馬記念に挑戦する。3歳時にも青葉賞3着、菊花賞4着と素質の高さを見せていたが、本格化したのは4歳の今年を迎えてから。2月の小倉大賞典では、向正面から一気にまくる派手な勝ち方で初の重賞タイトルを獲得。前々走の京都大賞典が好位の3番手追走、前走の金鯱賞は中団追走と、レースぶりにも幅が出てきており、持てる才能が完全に開花した印象だ。ここまでの勝ち鞍は芝1800mから芝2400mのレースで挙げているように、距離の守備範囲が比較的広い馬で、今年の日経賞(3着)以来2度目の経験となる芝2500mの距離も問題なし。今回、相手は格段に強化されるが、ピークと思える現在の状態の良さを活かしたうえで、大仕事をやってのけるかもしれない。

トーセンラー(牡6・藤原英昭)は、昨年のマイルチャンピオンシップでGI 初制覇。マイラーとして高い能力を示したが、3歳時に菊花賞3着、5歳時に天皇賞(春)2着という長距離での実績もあり、距離の融通性が高い一頭だ。連覇を狙った前走のマイルチャンピオンシップは4着に敗れたが、上がり3ハロンはメンバー中最速タイの34秒1(推定)を記録。末脚に陰りは見られない。中山・芝コースには約2年9か月ぶりのエントリーとなるが、3歳秋のセントライト記念では目を引く末脚を披露して2着に好走しているだけに、対応は十分可能だろう。先行争いが激化する展開になれば、大きく浮上してきそうだ。

ウインバリアシオン(牡6・松永昌博)は、名馬オルフェーヴルと同世代の強豪。まだGI タイトルは獲得していないが、3歳クラシックで日本ダービー2着、菊花賞2着の実績を残しているほか、昨年の有馬記念で勝ち馬のオルフェーヴルから8馬身離されたものの2着を確保。今年の天皇賞(春)では勝ち馬のフェノーメノにクビ差まで詰め寄っての2着と、GI レースでの連対実績を積み重ねている。実力は現役馬の中でも上位にランクされる存在だ。宝塚記念(7着)以来約5か月の休み明けで臨んだ前走の金鯱賞は15着と大敗を喫したが、再発した屈腱炎からの復帰初戦だっただけに、この一戦だけで見限ることはできない。今年の日経賞優勝、前述の有馬記念2着という実績が光る中山・芝2500mで、復活を果たしてのGI 初勝利を目指す。

このほかにも、牝馬の強豪が多数スタンバイ。今春のヴィクトリアマイルで連覇を達成したヴィルシーナ(牝5・友道康夫)、前走のエリザベス女王杯で1番人気のヌーヴォレコルトをクビ差の2着に退けてGI 初制覇を飾ったラキシス(牝4・角居勝彦)、昨年のジャパンカップで勝ち馬のジェンティルドンナからハナ差の2着に好走したデニムアンドルビー(牝4・角居勝彦)、3歳時の昨年に、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯を制覇し、JRA賞最優秀3歳牝馬に選出されたメイショウマンボ(牝4・飯田祐史)など、実績馬が虎視眈々と上位進出を狙っている。

第59回 有馬記念(GI)出走予定馬映像
有馬記念 プレイバック
単勝人気・ファン投票・枠順の傾向を分析
好走馬の年齢や血統などについてのデータを紹介
各馬の競走実績にスポットをあてて好走馬の傾向を分析

11月23日(祝・日) マイルチャンピオンシップ(GI)【京都競馬場】

11月23日(祝・日)
マイルチャンピオンシップ(GI)【京都競馬場】

第31回 マイルチャンピオンシップ(GI)出走予定馬映像

出走馬情報
秋の最強マイラー決定戦・マイルチャンピオンシップは、今年で31回目を迎える。直線で馬群がばらけやすい京都・外回りの芝1600mで行われるこのレースは、華麗な逃げ切りあり、先行抜け出しあり、豪快な追い込みありと、実に多彩な決まり手が見られる。競馬の醍醐味が集約されている一戦と言えるだろう。これだけの歴史を積み重ねてきたGI だけに、勝ち馬には名馬も数多く名を連ねているが、マイルチャンピオンシップ連覇を果たした馬は過去に5頭のみ。1984・1985年のニホンピロウイナー、1991・1992年のダイタクヘリオス、1997・1998年のタイキシャトル、2003・2004年のデュランダル、2006・2007年のダイワメジャーがその該当馬で、いずれも一時代を築いた歴史に残るスピードホースばかりだ。

今年、マイルチャンピオンシップ連覇の偉業に挑むのがトーセンラー(牡6・藤原英昭)。今秋の始動戦に選んだ京都大賞典は3着だったが、昨秋にマイルチャンピオンシップで待望のGI初制覇を飾った時と同じ臨戦過程で着順も同じ。芝2400mでは末脚の切れ味が少し鈍る印象だったレース内容も昨年に近いとあれば、連覇への期待はおのずと高まる。京都・芝の外回りコースでは〔4・2・3・1〕と抜群の安定感を誇り、勝ち鞍のすべてをこの舞台で挙げている。歴史に残る“京都・外回り巧者”と言えるだろう。昨年と同様に、今年も上位争いを期待して良さそうだ。

目下の充実ぶりが目立つクラレント(牡5・橋口弘次郎)も注目の存在だろう。前々走の関屋記念に続き、前走の京成杯オータムH(新潟・芝1600mで開催)を制して今年の『サマーマイルシリーズ』のチャンピオンに輝いた。前走の勝利で重賞は6勝目となり、そのうち5勝がマイル重賞で、現役を代表するマイル巧者と言える。この馬に足りないのはGI タイトルだけ。京都・外回りの芝1600mは、2011年にデビュー2戦目のデイリー杯2歳Sで重賞初制覇を飾った舞台だが、その後は2013年の読売マイラーズCが8着、マイルチャンピオンシップが11着と、古馬になってから好結果を残せていないのは気になる材料だ。しかし、目下重賞2連勝中と今回の出走メンバーの中でも勢いはナンバー1と言えるだけに、ここはGI 奪取の最大のチャンスだ。

前哨戦のスワンSを制したミッキーアイル(牡3・音無秀孝)は、今年のNHKマイルCを制した3歳のチャンピオンマイラー。古馬相手のスワンSでは、2012年マイルチャンピオンシップの覇者サダムパテック(10着)と2頭だけ別定重量で57キロの斤量を背負って出走した。本馬は7枠11番からのスタートで二の脚を利かせて外から先行し、向正面から先頭に立つと、直線でも軽快な逃げ脚で差を広げ、ゴール前で外から急追してきたサンライズメジャー(2着)を1/2馬身退けて優勝。厳しい条件をあっさりと克服したことで、その評価はさらに高まっている。不良馬場で行われた前々走の安田記念では16着と大敗しているように、自慢のスピードをそがれるタフな馬場は大の苦手。良馬場なら、2つ目のGI タイトル獲得のチャンスはさらに広がるだろう。

今春に行われた読売マイラーズCで1分31秒4のコースレコードをマークして重賞2勝目を挙げたワールドエース(牡5・池江泰寿)。1番人気に支持された前走の毎日王冠は13着と大敗を喫したが、約4か月の休み明けに加えて、東京・芝コースも合わなかった印象。これまでに左回りコースは4戦して〔0・0・0・4〕と好結果が出ていないのに対して、右回りコースでは〔4・2・0・0〕と連対率100%の好成績を誇る。2012年のきさらぎ賞、前述の読売マイラーズCと、重賞で2戦2勝と負けなしの京都・芝の外回りコースなら、巻き返しは可能なはずだ。

グランプリボス(牡6・矢作芳人)は、2歳暮れの朝日杯フューチュリティS、3歳春のNHKマイルCとマイルGI・2勝を挙げている強豪で、古馬になってからも2012年の安田記念2着、マイルチャンピオンシップ2着、今年の安田記念2着と、GI の舞台で勝ち負けを続けている。今回のメンバーの中でも実績は最上位にランクされる存在だ。京都・芝の外回りコースでは、一昨年のスワンS、昨年の読売マイラーズCと重賞を2勝しており、相性もいい。過去3年のマイルチャンピオンシップは、2011年13着、2012年2着、2013年9着という戦績で、4度目の挑戦となる今回、マイルGI のタイトルを積み重ねることができるか注目したい。

フィエロ(牡5・藤原英昭)は、好メンバーがそろった前走のスワンSで重賞未勝利ながら2番人気の高い支持を受けて3着に敗れたが、勝ち馬のミッキーアイルとは僅か0秒1差。上がり3ハロンは33秒2(推定)と出走馬中最速タイムをマークしたものの、逃げたミッキーアイル、中団から直線で外に持ち出して伸びたサンライズメジャー(2着)を捕えることができなかった。スローな流れで瞬発力勝負の展開になったうえに、1分20秒3という速い時計で決着した芝1400mのレースがこの馬には少し忙しかったようだ。4勝をマークしている芝1600mへの距離延長はプラス材料と言える。GI の舞台でも互角に戦える能力は持っているはず。

ダノンシャーク(牡6・大久保龍志)は、前走の富士Sで7着に敗退したが、勝ち馬とのタイム差は0秒3と僅かで、早めに先頭に立って後続馬の目標になった展開も響いた印象。この一戦だけで評価を下げるのは早計だろう。2013年の安田記念では、12番人気の低評価を覆して、優勝馬ロードカナロア、2着馬ショウナンマイティから0秒1差の3着に健闘。同年秋は、富士Sで重賞2勝目を飾った勢いに乗ってマイルチャンピオンシップに挑み1番人気の支持を受けた。中団待機から直線で馬群を割って伸びてきたところをさらに外からトーセンラー(1着)に一気に交わされたものの、3着を確保。このほかにもGI で幾度も上位争いを演じてきた実力は、今回のメンバーの中でも上位のものがある。

マイル路線に参入してくる昨年の皐月賞馬ロゴタイプ(牡4・田中剛)も話題を集めそうな一頭だ。芝2000mの皐月賞でエピファネイア(のちに菊花賞制覇)を1/2馬身差の2着に退けて1分58秒0のコースレコードでクラシック制覇を成し遂げた実績が光るが、芝1600mは2012年のGI・朝日杯フューチュリティSも含めて2戦2勝の好成績。今回の芝1600mこそがベストの距離という可能性は十分にある。初の関西遠征でどんな競馬を見せてくれるか注目したい。

グランデッツァ(牡5・平田修)は、2番人気の高い支持を受けた前走の毎日王冠で5着に敗れたが、勝ち馬のエアソミュールとのタイム差は0秒3。約2か月半の休み明けながら、馬体重(498キロ)はマイナス12キロと大幅な減少が響いた印象だ。2歳秋に札幌2歳Sを制し、3歳春のスプリングSも快勝して、クラシック三冠の第一弾・皐月賞では1番人気の支持を受けた馬で、潜在能力の高さは今回のメンバーの中でも引けを取らない。今春のオープン特別・都大路S(京都・芝1800m、1着)では、1分43秒9というJRAレコードを樹立した実績も光る。スピード能力は非凡なだけに、良馬場で速い時計での決着になれば、勝ち負けに加わってくるはずだ。

今年の中京記念で58キロのトップハンデを背負いながらも馬場の大外から直線一気の競馬で差し切り、重賞5勝目を挙げたサダムパテック(牡6・西園正都)は、一昨年のマイルチャンピオンシップの覇者でもあるGI 馬。前走のスワンSでは10着に敗退したが、スローな流れで瞬発力勝負の展開が合わず、芝1400mのスピード勝負も少し忙しい印象を受けた。展開の紛れが少なく、実力馬が力を発揮しやすい京都・外回りの芝1600mが舞台なら、巻き返しのチャンスは十分あるはず。

サンライズメジャー(牡5・浜田多実雄)は、条件クラスで幾度も勝ち負けを演じながら力を付けてきた馬で、3度目の重賞挑戦となった前走のスワンSで2着に好走。今回はGI 初挑戦となるが、充実期に入った現在なら、一線級のメンバーが相手でも差のない競馬ができそうだ。

11R 第50回 福島記念(GIII)

11R 第50回 福島記念(GIII)

2014年11月16日(日) 4回福島4日

秋の福島開催のフィナーレを飾る重賞としてすっかりファンの間にも定着した福島記念には、毎年個性豊かな馬たちが登場。芝2000mを舞台にハンデキャップ競走らしい熱戦を繰り広げている。昨年の2着馬マイネルラクリマは、今年の産経賞オールカマー(新潟・芝2200mで開催)を優勝。3着馬ラブイズブーシェは、次走の有馬記念で4着に健闘し、今年の函館記念で重賞初制覇を達成している。また、4着馬ディサイファも今年のエプソムCを制して初の重賞タイトルを獲得。このように、福島記念で上位争いを演じた馬たちはその後も活躍が目立っている現状だ。今年も晩秋の福島競馬場に飛躍を期す馬たちがスタンバイ。白熱の攻防を見逃せない。
ダイワファルコン(牡7・上原博之)は、2012年と2013年の福島記念を連覇。今年は同一重賞3連覇を狙っての登場となる。2012年のこのレースでは大混戦となった2着争い(ハナ+ハナ差)を尻目に2馬身差をつけてゴールイン。待望の重賞初制覇を飾っている。そして、昨年は福島・芝2000mのコースレコード1分57秒3を記録し、逃げ込みを図るステイブルメイトのマイネルラクリマを1/2差の2着に退けて優勝。57.5キロのハンデも克服し、あらためてコース適性の高さをアピールしたことは記憶に新しい。その後は勝ち星から遠ざかっており、前走の毎日王冠は15頭立ての10着に敗れたが、3か月の休養明けで、実績のない左回りコースに加えて、3着馬スピルバーグは次走の天皇賞(秋)を優勝と、相手も強力なメンバーがそろっていたことを考えれば、勝ち馬から0秒5差なら及第点と言えるだろう。休み明けを一度使われて状態もアップした今回は、巻き返しが期待できる。
メイショウナルト(せん6・武田博)は、今年の七夕賞の優勝馬。好スタートから先手を奪うと、軽快な逃げ脚を披露。3コーナー過ぎから後続馬との差を開き始め、最後の直線でも余力は十分。そのまま押し切って、昨年の小倉記念に次ぐ2度目の重賞制覇を達成した。そして、続く前々走の小倉記念では57.5キロのトップハンデを背負いながらも先手を奪い、勝ち馬サトノノブレスから0秒6差の3着を確保。好調時の姿を取り戻した印象だ。今回は前走の新潟記念(10着)以来約2か月半ぶりの実戦になるが、調教では夏場と遜色のないフットワークを披露。仕上がりの良さをアピールしている。直線の長い新潟・芝の外回りコースから重賞勝ちの実績がある福島・芝コースに舞台が替わるのは大きなプラス材料となるはず。

ウインマーレライ(牡3・高木登)は、福島・芝コースで2戦2勝をマークしている相性の良さが魅力だ。3歳の今年は、京成杯(12着)→スプリングS(8着)→青葉賞(8着)と重賞で強敵を相手に経験を積み、着々と地力を強化。折り合い面にも進境を見せて前々走のラジオNIKKEI賞を優勝し、重賞初制覇を達成した。約3か月の休養を挟んで臨んだ前走の毎日王冠は、初の古馬相手で11着に敗退したが、道中は2番手追走と積極的な競馬を見せて、直線で残り200m地点までしぶとく粘り、勝ち馬のエアソミュールから0秒6差と着順ほど大きくは負けていない。今後に向けて貴重な経験となったはずだ。休み明けを一度使われた今回は、体調面での上積みが見込めるうえに、福島・芝コースに舞台が替わるのも大きなプラス材料となるはず。うまく一瞬の脚を活かすレースができれば、2度目の重賞Vも難しくないはずだ。

アロマカフェ(牡7・小島太)は、今年も順調にレースを使われて、オープン特別のメイS(東京・芝1800m)と福島テレビオープン(福島・芝1800m)でいずれも2着に好走したあと、前々走の新潟記念では最後の直線で他の馬に寄られる不利を受けながらも0秒2差の5着まで追い上げている。条件さえ整えば、再び重賞でも上位争いが可能なことを証明した。2010年7月のラジオNIKKEI賞制覇から4年以上の歳月が流れたが、まだまだ馬体の張りは良く、年齢的な衰えはまったく見られない。〔1・1・0・1〕と好相性の福島・芝コースで久々の重賞Vに挑む。

アンコイルド(牡5・矢作芳人)は、2012年11月から2013年1月にかけて4連勝をマーク。一気に素質開花した逸材だ。そして、昨年は函館記念で勝ち馬のトウケイヘイローから0秒3差の2着に好走すると、続く札幌記念(函館・芝2000mで開催)でも3着に健闘。さらには、京都大賞典で勝ち馬のヒットザターゲットとクビ差2着の接戦を演じ、トーセンラー(3着)、アドマイヤラクティ(4着)、ゴールドシップ(5着)といった強豪に先着を果たしている。飛躍が期待された5歳の今年は初戦の京都記念3着以外は目立った成績を挙げていないが、前走のエルムS(13着)は初めてのダート参戦が響いた印象。レース後は、放牧で立て直しを図られた。5日の1週前追い切りは栗東CWコースで古馬オープンクラスのサトノプリンシパルと併せて、6ハロン81秒台、5ハロン65秒台をマーク。絶好の動きを見せており、体調面の良化が目を引く。芝の適距離に戻る今回は、一変したレースも可能だろう。

ミトラ(せん6・萩原清)は、今年6月のオープン特別・パラダイスS(東京・芝1400m)で約1年4か月ぶりにカムバック。復帰初戦をいきなり勝利で飾り、能力の高さを示した。そのあとも順調にレースを使われて、関屋記念こそ勝ち馬のクラレントから1秒も離された10着に大敗したが、続く前々走の京成杯オータムH(新潟・芝1600mで開催)では、重賞連勝を果たして『サマーマイルシリーズ』のチャンピオンに輝いたクラレントから0秒1差の3着に好走、重賞でも通用する見通しを立てた。キャリアを重ねて、パワーアップを果たしている印象だ。今回は初めて経験する2000mの距離克服がポイントになりそうだが、父シンボリクリスエス、母の父サンデーサイレンスという血統背景から、対応は十分に可能だろう。ここで新境地を開拓すれば、今後の選択肢も増えるだけに、大事な一戦となった。

ナカヤマナイト(牡6・二ノ宮敬宇)は、重賞3勝(2011年共同通信杯、2012年産経賞オールカマー、2013年中山記念)を記録している強豪。個性派がそろった今回のメンバーに入っても実績では上位にランクされる存在である。最近は持ち味である力強い末脚が影を潜めているが、前走の産経賞オールカマーは18頭立てで4コーナー5番手から0秒4差の8着に踏みとどまり、復調へのきっかけをつかんだ印象だ。この中間は福島記念に照準を合わせて丹念な乗り込みを消化。GI 経験も豊富な実力馬が、晩秋の福島競馬場で完全復活を期す。 ムーンリットレイク(牡6・加藤征弘)は、前走の札幌記念(12着)以来約2か月半ぶりのレースになるが、福島記念を目標に定めて順調に乗り込まれており、出走態勢は整ってきた。5日に美浦南Wコースで行われた1週前追い切りでは、同じ加藤征弘厩舎のアーデント(古馬オープン)と併せて意欲的な調教を消化。これでレース週にもう1本追い切れば、馬体も締まってくるはずだ。前々走の福島テレビオープン(福島・芝1800m)では2番手追走と積極的な競馬で4コーナー手前から先頭に立ち、最後はアロマカフェ(2着)の追撃をクビ差封じて優勝。重賞制覇に明るい見通しを立てており、福島・芝コースも2戦して1勝2着1回と相性は上々だ。前走の敗戦だけで見限るのは早計だろう。

リルダヴァル(牡7・池江泰寿)は重賞の勝ち鞍こそないが、2009年野路菊S(阪神・芝1800m)、2012年カシオペアS、2013年都大路S(ともに京都・芝1800m)とオープン特別を3勝。また、3歳の春にはGI のNHKマイルCで3着の記録もあり、このメンバーに入っても、実績では見劣りしない存在だ。週末に雨が降って得意の時計が掛かる馬場コンディションになれば、より一層チャンスは広がるはずだ。

マジェスティハーツ(牡4・松永昌博)は、昨秋の神戸新聞杯で勝ち馬のエピファネイアから0秒4差の2着に好走。そして、4歳の今年も新潟大賞典2着、中京記念3着の実績を残し、鋭い追い込みに定評のある一頭だ。速い流れで末脚の活きる展開になれば、有力馬たちをまとめて負かせるだけの末脚の破壊力をこの馬は持っている。

フィロパトール(牝5・武藤善則)は、1600万下クラスの身ながら今春の福島開催で福島牝馬Sに格上挑戦してケイアイエレガント(1着)、キャトルフィーユ(2着、2走後のクイーンSを優勝)に次ぐ3着に健闘。重賞でも互角の戦いが可能なことを実証した。夏の福島開催では1600万下の天の川S(芝1800m)を優勝。2013年ラジオNIKKEI賞の優勝馬ケイアイチョウサンを1馬身1/4差の2着に退けての勝利で、価値ある一戦となった。今回は52キロの軽ハンデで出走できるだけに、牡馬が相手の重賞でも侮れない存在だ。

11R 第49回 デイリー杯2歳ステークス(GII)

11R 第49回 デイリー杯2歳ステークス(GII)

2014年11月15日(土) 5回京都3日

競走体系のさらなる充実およびローテーションを整備する観点から、重賞の新設や開催場・開催時期が変更された今年の2歳戦線。秋の京都開催で10月に行われてきたデイリー杯2歳Sが、今年から11月に時期を繰り下げて行われることになった。秋の京都競馬もすでに2開催目を迎えており、芝コースは4回京都のAコースから5回京都の前4日はBコースに替わっている。京都の芝コースは速い時計が出やすい状態が続いているが、開幕直後の芝のコンディションから少なからず状況が違ってきている印象で、昨年までとはレース傾向が変わってくるケースも十分考えられる。昨年までよりも差し馬が台頭する可能性が高いと言えるだろう。

前走のオープン特別・ききょうS(阪神・芝1400m)で2勝目をマークしたナヴィオン(牡2・橋口弘次郎)の最大の魅力は、末脚の切れ。8月3日に行われたメイクデビュー新潟(芝1600m)では、メンバー中最速となる上がり3ハロン32秒7(推定)の豪脚を発揮して初勝利をマークしている。デイリー杯2歳Sの開催時期変更を最も歓迎しているのはこの馬かもしれない。前走後の調整も順調そのもので、前走から手綱を取っている福永祐一騎手が騎乗して11月6日に行われた1週前追い切りでは、栗東坂路で4ハロンから51秒5-37秒7-24秒8-12秒5の好時計を楽々とマーク。併走馬をあっさりと3馬身ほど突き放している。重賞初制覇に向けて、視界は良好と言えそうだ。

注目度という点では、オルフェーヴルの全弟にあたるアッシュゴールド(牡2・池江泰寿)が文句なしでナンバー1だ。1番人気の支持を集めた7月26日のメイクデビュー中京(芝1600m)こそ6着に敗れたが、3か月の休養で成長を促して臨んだ前走の未勝利(京都・芝1600m)を優勝。馬体重は6キロ増の432キロで、休養前よりもはるかに馬体は良化していた。今回は未勝利勝ち直後の重賞挑戦とハードルは高いが、潜在能力はこの舞台でも十分に通用するはず。

京都・外回りの芝1400mで行われた前走のオープン特別・もみじSを鮮やかに差し切って2勝目を挙げたアルマワイオリ(牡2・西浦勝一)は、重賞を勝てる能力を秘めた厩舎期待のマツリダゴッホ産駒。8月23日に行われた3走前のメイクデビュー札幌(芝1500m)では、直前追い切りの動きを評価されて1番人気の支持を受けているように、調教でもしっかりと動くタイプ。11月5日に栗東坂路で行われた1週前追い切りは、4ハロンから54秒3-40秒0-26秒4-13秒5をマーク。古馬と併せ馬を敢行して同入したが、手応えはこの馬が上回っていた。前走時の好調をキープした状態で出走できそうだ。

6月7日のメイクデビュー阪神(芝1600m)を勝ち上がり、続く前走のオープン特別・中京2歳S(中京・芝1600m)も制して2連勝をマークしたケツァルテナンゴ(牡2・笹田和秀)。今回は約3か月半ぶりの実戦となるが、テンションの高さが目立った前走を考慮すれば、この休養は吉と出る可能性が高いと考えてもいいだろう。栗東トレーニング・センターに帰厩後の乗り込みも十分で、11月5日の1週前追い切りは坂路で4ハロンから54秒0-39秒4-25秒3-12秒4を計時し、そのあと9日にもCWコースで馬なりながら5ハロン69秒台のタイムをマークしている。今週の最終追い切りで出走態勢はほぼ整うはずだ。チチカステナンゴ産駒として初の重賞制覇も十分にありそう。

タガノエスプレッソ(牡2・五十嵐忠男)は、8月23日のメイクデビュー新潟(芝1400m)3着→9月21日の未勝利(阪神・芝1600m)2着→10月11日の未勝利(京都・芝1800m)1着と、月1走のペースでコンスタントに出走して徐々に着順を上げ、3戦目で初勝利をマーク。勢いに乗って重賞のここに挑戦してきた。11月5日の1週前追い切りは栗東CWコースで6ハロン80秒8の意欲的な内容を消化しているように、疲れは感じさせない。むしろ、1・2戦目での後方~中団に控える競馬から3戦目は好位追走と、実戦を経験したことでレース内容に幅が出てきた点は好材料。重賞のここでも差のない競馬に持ち込めるだろう。

10月14日のメイクデビュー京都(芝1600m)で5番手追走から直線に入り力強い末脚を繰り出して快勝したグレイスフルワード(牝2・牧田和弥)。陣営は2戦目に牝馬限定のファンタジーSではなく、牡馬が相手になるデイリー杯2歳Sを選択した。中長距離に適性を示す傾向があるハーツクライ産駒だけに、芝1400mよりも芝1600mの距離のほうが、この馬の力をより発揮しやすいと考慮されたのだろう。11月5日の1週前追い切りは栗東坂路で4ハロン54秒5をマーク。併走馬に遅れたが、これは追走してのもので、気にする必要はなさそうだ。

11R 第19回 東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GIII)

11R 第19回 東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GIII)

2014年11月15日(土) 5回東京3日

JRAのダート競走体系における下半期の頂上決戦は、今年からレース名と開催場所が変更されたGI のチャンピオンズC(中京・ダート1800m。昨年までは阪神・ダート1800mでジャパンカップダートとして開催)。その前哨戦となるGIII 競走が、東京競馬場のダート1600mを舞台に行われているこの武蔵野Sで、今年から優勝馬にチャンピオンズCの優先出走権が与えられることになった。過去には、2着馬に9馬身差という衝撃的な勝ちっぷりを披露したクロフネ(2001年)をはじめ、名だたるダート巧者たちがハイレベルな戦いを繰り広げてきた一戦。今年は様々な路線からバラエティーに富んだ顔ぶれがエントリーしており、混戦ムードが漂っている。

今年の出走メンバーの中で、前走内容を最も高く評価できるのはエアハリファ(牡5・角居勝彦)だろう。この武蔵野Sと同じ東京・ダート1600mで6月に行われたオープン特別のアハルテケSを、1分34秒6の好タイムで鮮やかに差し切り勝ち。2着馬ベストウォーリアが、その後にGIII・プロキオンS→JpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡・ダート1600m)を連勝しただけに、非常に価値ある勝利と言えよう。レース後は休養に入り、今回は5か月ぶりの戦列復帰となるが、これまでに2か月以上の休み明けで出走したレースでは〔3・2・1・1〕の好成績を残している。調教の動きもひと追いごとに力強さを増してきているだけに、久々の実戦でも好勝負の期待が高まる。

今年は、3歳世代からも主役級の評価が可能な逸材がエントリー。武蔵野Sと同じ舞台で6月に行われたユニコーンSを優勝したレッドアルヴィス(牡3・安田隆行)だ。芝のデビュー2戦は2着→5着と善戦止まりだったが、初めてダートのレースに出走したデビュー3戦目の未勝利(中京・ダート1800m)を2馬身1/2差で快勝。その後はダート路線に専念し、前々走のユニコーンSで初の重賞タイトルを獲得した。続く前走のレパードSではスタート直後につまずいたのが響いて4着に敗退したものの、現3歳世代のダート部門でトップクラスの実力を持っているのは間違いない。今回は約3か月の休養明けになるが、この武蔵野Sに向けて順調に調教を積まれており、上々の仕上がりでレースを迎えられそうだ。

ワイドバッハ(牡5・庄野靖志)は、2歳11月のメイクデビュー京都(ダート1200m)を2馬身1/2差で快勝し、3歳6月のユニコーンSで13番人気ながら勝ち馬のストローハットから0秒4差の5着に食い込むなど、早い段階から高いダート適性を示していた一頭。その後は惜敗続きで伸び悩んだ時期もあったが、昨年8月に500万下(小倉・ダート1700m)を勝ち上がったあたりから頭角を現してきた。今年1月に1600万下の羅生門S(京都・ダート1400m)を制してオープンクラスに復帰したあとも上位争いを続け、前走のエルコンドルパサーメモリアル(東京・ダート1400m)で初のオープン特別Vを飾った。現在、9戦連続してダート1400mの距離を使われているだけに、今回は2戦して5着、6着と勝ち星のないダート1600mを克服できるかがポイントになってくる。

前走のオープン特別・エルコンドルパサーメモリアルで1番人気の支持を受けて、勝ち馬のワイドバッハから0秒3差の2着を確保したタールタン(牡6・吉村圭司)も、有力候補の一頭に挙げられる。この馬は5歳時の昨秋から戦績が急上昇。今年2月に1600万下の銀蹄S(東京・ダート1400m)を制してオープンクラス入りを果たすと、その後はオアシスS(ダート1600m)3着→欅S(ダート1400m)1着→エルコンドルパサーメモリアル2着と、東京・ダートのオープン特別でコンスタントにV争いを演じている。前走のエルコンドルパサーメモリアルが約4か月半の休養明けを克服しての連対確保で、今回は実戦を一度使われた上積みを見込めるだけに、初の重賞挑戦でも楽しみは大きい。

ダートでは通算〔7・5・4・0〕と、3着内率100%を誇るキョウワダッフィー(牡6・笹田和秀)の安定感も魅力にあふれている。一歩ずつ階段を上がるように戦績を積み上げ、昨年12月の1600万下・御影S(阪神・ダート1400m)を優勝し、オープンクラス入りを果たした。昇級初戦のオープン特別・大和S(京都・ダート1400m)は2着に惜敗したものの、続くポラリスS(阪神・ダート1400m)→栗東S(京都・ダート1400m)とオープン特別を連勝し、重賞初挑戦となった前走のプロキオンSでも勝ち馬のベストウォーリアとクビ差の2着と連対を確保してみせた。ダートでの全16戦が1400m以下とあって、今回初めて経験するダート1600mの距離適性はまったくの未知数だが、ダートではまだ底を見せていないのも確か。不安より楽しみのほうが断然大きい。

底を見せていないという意味では、フィールザスマート(牡3・新開幸一)も特筆するべき一頭と言えよう。昨年11月のメイクデビュー東京(ダート1600m)は1着馬エスメラルディーナから2秒1も離された6着に完敗したものの、その後は7戦して4勝3着3回と安定感抜群の成績をマーク。前々走のJpnI・ジャパンダートダービー(大井・ダート2000m)では、優勝馬カゼノコと0秒1差の3着という接戦を演じている。デビュー戦を除けば、今回の舞台となる東京・ダート1600mで3戦3勝と、コース適性の高さは明らかだ。前走の1600万下・ウオッカC(東京・ダート1600m、1着)から中1週での臨戦となるが、疲れもなく元気いっぱい。初の重賞タイトル奪取のチャンスは十分だろう。

ゴールスキー(牡7・池江泰寿)は、デビューから昨年の春までは芝のレースばかりを使われ、2010年のマイルチャンピオンシップ3着などマイル重賞路線で活躍。昨年6月から転向したダート路線でも、ダートのGI を計4勝したゴールドアリュール(父サンデーサイレンス)の半弟らしく、父がネオユニヴァースに替わった本馬もダートに高い適性を示す走りを披露。今年2月の根岸Sで待望の重賞初制覇を達成した。その後は勝ち星から遠ざかっているが、3か月ぶりの実戦となった前走のオープン特別・エルコンドルパサーメモリアルでは、別定重量の59キロという重い斤量を背負って、優勝馬ワイドバッハから0秒3差の3着に善戦。7歳でもまだまだ地力は健在で、軽視は禁物だろう。

アドマイヤロイヤル(牡7・橋田満)は、昨年のプロキオンSの優勝馬。重賞タイトルはこのひとつのみだが、2012年と今年のJpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡・ダート1600m)で3着に食い込んでおり、ダートのマイル部門でトップクラスの実力を持つ一頭と言えよう。この武蔵野Sには4年連続での出走となるが、過去3年は3着→4着→2着とすべて好勝負を演じている。7歳を迎えた今年も、前走のマイルチャンピオンシップ南部杯の走りを見る限り能力が衰えた印象はなく、上位争いに加わってくる公算が大きい。

ロイヤルクレスト(牡6・鈴木伸尋)は、今夏の函館遠征で大沼S→マリーンSとダート1700mのオープン特別を連勝。いずれも向正面から早めにスパートして先頭に立ち、そのまま押し切るという強い競馬を披露した。その後に疲れが出たためにひと息入れて今回は約4か月ぶりの実戦となるが、11月5日に美浦南Wコースで行われた1週前追い切りでは上々の動きを披露。臨戦態勢をきっちりと整えてきている。東京・ダート1600mの舞台も1戦1勝と良績があるだけに、持ち前であるスピードの持続力を活かせる展開になれば、3連勝での重賞初制覇も決して夢ではないだろう。
ダノンカモン(牡8・池江泰寿)は、ダートの短~中距離路線で息の長い活躍を見せているベテランホース。2011年のJpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯(東京・ダート1600mで開催)2着などハイレベルな走りを見せながらも、なかなか重賞タイトルには手が届かずにいたが、今年3月のJpnIII・名古屋大賞典(ダート1900m)で待望の重賞初制覇を達成した。前走のJpnII・日本テレビ盃(船橋・ダート1800m)でも2着を確保しており、能力に陰りは見られない。この武蔵野Sには4~6歳時に3回出走して、2着、2着、3着と、好成績を残している。8歳と高齢になった今年も、侮れない存在だ。
売上ランキング
  • ライブドアブログ